第一種衛生管理者の試験を受けてきた!合格した!

先日、第一種衛生管理者という資格試験を受けてきました。なんとか合格しましたので、備忘録的に記事にしておきます。

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そもそも衛生管理者とは?何のための資格?

衛生管理者とは

常時50人以上の労働者を使用する事業場では、衛生管理者免許を有する者のうちから労働者数に応じ一定数以上の衛生管理者を選任し、安全衛生業務のうち、衛生に係わる技術的な事項を管理させることが必要です。

  • 第一種衛生管理者免許を有する者は、すべての業種の事業場において衛生管理者となることができます。
  • 第二種衛生管理者免許を有する者は、有害業務と関連の少ない情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など一定の業種の事業場においてのみ、衛生管理者となることができます。

主な職務は、労働者の健康障害を防止するための作業環境管理、作業管理及び健康管理、労働衛生教育の実施、健康の保持増進措置などです。

公益財団法人安全衛生技術試験協会ホームページより引用)


小難しく書かれていますが、簡単に言うならば、職場の安全衛生を管理するための資格です。

50人以上の事業場では必置資格ですので、それなりの需要のある資格です。

私は資格取得が趣味みたいなものですから、業務に関係なく取得しましたが、ほとんどの受験生は、会社命令で(しかたなく)受験している資格だと思います。

どんな試験?

1.試験科目・試験時間

種類試験科目試験時間
範囲出題数(配点)
第一種 衛生管理者労働衛生有害業務に係るもの10問(80点)13:30~16:30 3時間
有害業務に係るもの以外のもの7問(70点)
関係法令有害業務に係るもの10問(80点)
有害業務に係るもの以外のもの7問(70点)
労働生理10問(100点)

第一種衛生管理者の試験時間と試験内容を表にまとめてみました。第二種は上記の表から「有害業務に関わるもの」という範囲が削られます。

2.合格率、合格基準など

第一種衛生管理者試験の合格率は、2023年度(令和5年度)で約46%でした。

【合格率の推移】2022年度:45.8%、2021年度:42.7%、2020年度:43.8%、 2019年度:46.8%

だいたい45%前後で推移していますね。

【合格基準】

  • 科目ごとの正答率が40%以上
  • 全体の正答率が60%以上

この資格試験の最も面倒くさい部分がこの、「科目ごとの正答率が40%以上」です。

そうです、この試験には足切りがあるのです。5科目中4科目が満点でも、1科目が40%未満の正答率だと容赦なく不合格になってしまいます。

こまかい受験資格も確認しておこう

衛生管理者の試験を受けるためには、下記3つのうち1つ以上該当していなければいけません。

NO受験資格
1大学、短期大学、高等専門学校卒業後、1年以上の労働衛生の実務経験がある
2高等学校を卒業後、3年以上の労働衛生の実務経験がある
310年以上の労働衛生の実務経験がある

上記は簡単にまとめていますが、受験資格は詳細に区分分けがされていますので、安全衛生技術試験協会のホームページで確認をしましょう。

どんな勉強をしたら合格するのか

私の資格試験の勉強方法は、「過去問をやりこむ」の一択と言っても過言ではありません。

特に合格率が30%以上の資格であれば、テキストは不要だと思っています。

宅建士の勉強ではさすがに過去問だけでは太刀打ちできないことを痛感し、テキストを読み込むこともしましたが、基本は過去問の反復でした。

とは言え、テキストが無いと不安だ!という方も多いでしょうね。

TACなど、実績のある資格試験学校から出版されているテキスト&問題集などを活用してみてください。

試験の論点はほぼ出尽くしていますので、ぶっちゃけどの出版社のテキストでも問題ないと思います。

ご自身の感覚に合う物を選んでおけば間違いないでしょう。

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このサイトを何回もやりこんでいけば、いつの間にか合格する実力が身につきます。

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やる気を削がないために

資格試験はどんなに簡単なものであっても、勉強しないと合格しません。

衛生管理者はそんなに難易度の高い資格ではありませんが、試しに「勉強せずに」過去問を1年分やってみてください。おそらく合格点には全く届かないでしょう。どんな資格でも、無勉強では試験に勝てません。

そこで過去問の反復をオススメしているわけですが、モチベーション維持のために「紙1枚勉強法」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

過去問に取り組んだ日付と、得点率などを1枚の表に書き込んで管理する方法です。

衛生管理者はそこまで難しい試験ではなかったので、表も全く埋まっていませんが、このように記録を取っていくことによって、勉強の進捗がはっきりと目に見え、モチベーションの維持に繋がりますので、ぜひやってみてください!

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偉そうに言いましたが、けっこう難しかったです(汗)

ここまで偉そうに記事を書いてきましたが、受験してみると意外に難しかったです。

過去問では見たことのないワードがたくさんあり、この資格は難化傾向なんだな~と思いました。「あれ?これは不合格かもしれん…」と試験中に感じ、焦りました。自信を持って答えられた解答が予想よりも少なかったので、合格発表まで不安な日々でした。とは言え、試験から結果発表まで1週間というスピードは素晴らしいです。このスピード感は他の資格試験団体も見習ってほしい!!

見たことのないワードも、もしかしたら最新のテキストには論点として掲載されていたのかもしれませんね。

安全衛生という分野は利益に直接反映されないからか、どうしても後回しにされがちです。しかし、社会の変化、働き方の変化に伴い、安全衛生に対する国や企業、そして国民(従業員)の意識も高まってきています。試験が難化傾向にあるのは、この意識の高まりが背景にあると思います。「しっかりやれよ」と無言のメッセージが出されているのかもしれませんね。


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