下水道管理技術認定試験(管路施設)の受験体験をシェアします!

宅建とは全く畑違いな資格を受験しました。備忘録としてブログに書き残しておきます。

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なんて資格を受けたの?

タイトルにもありますように「下水道管理技術認定試験(管路施設)」(以下「管路」)という資格でした。

簡単に説明すると、「下水道のマンホールや管路(下水配管)などを適切に維持管理するために必要とされる技術」を認定する試験です。「建物の外」にある下水道施設を維持管理する人向けの資格です。

問題数は50問 四肢択一式です。合格率は38%程度


下水道にかかわる多くの人が取得する資格は管路の他にも、「第3種下水道技術検定」(以下「下3」)というものがあります。

下3は「下水道の処理施設やポンプ施設の維持管理を行うために必要とされる技術を持っているか」を見る検定試験です。どちらかと言えば「建物の中」にある下水道施設を維持管理する人向けの資格です。

問題数は60問 五肢択一式です。合格率は36%程度


どちらの試験も7割の得点では合格できません。だいたい7割5分以上くらいの得点が必要です。

過去問学習の段階で8割の得点が出せるようになっていれば、まず合格圏内でしょう。

試験の詳細は実施団体のホームページをご覧ください

受験申込

7月ごろに受験申し込みをしました。

実施団体のホームページに申し込みフォームが用意されますので、諸々入力してクレジットカードで受験料を支払います。

申し込みしたことを忘れかけた、試験の1か月前くらいに受験票が届きます。

縦4センチ×横3センチの写真を受験票に貼りつけます。←写真の裏に受験区分と名前を書き込みます。

あとは指定された日時に試験会場に行きます。私は大阪会場でした。


どんな勉強をした?

この試験は基本的に過去問をやっておけば合格するでしょう。

わたしは8年分の過去問が載っている問題集を5周しました。←ちなみに6年くらい前に出版されたものです。

この試験にテキストは不要だと思います。

問題数は50問ですので、50問×8年分×5周=2000問程度の学習量です。

わたしは下水道関係に勤務していますので、耳慣れた言葉も多いのでそこまで苦労しませんでしたが、全く下水道に関わったことがない人は、用語をイメージするのに苦労するかもしれません。

とは言え、私も学習開始した頃は40点にも満たない点数でした。

間違えた問題はきちんと復習するのが資格勉強の常道ですが、私の場合、ほぼ見直しはしませんでした←したほうが良いです←しなくても回数をこなせば合格点には達することができます←でもした方が良いです。

受験当日

試験は朝の9時15分から11時45分までです。

集合時間が9時なので、それまでに試験会場に入室しましょう。

大阪の試験会場は宿泊施設も兼ねていましたので、前日入りしました。


試験前には監督員から細々と説明が読み上げられます。

携帯電話スマートフォン等は電源を切って、指定の袋に入れ、カバン等にしまうように指示されます。

↑これに関しては結構うるさく言われます。

解答用紙、問題用紙の順に配られます。

さて、試験開始です。解答開始から30分は、棄権は認められません。

トイレも解答開始から30分は原則認められません。

試験終了時刻前に答案を提出する場合は、挙手をして係員に申し出ます。

ただし、解答開始から1時間は提出できません。試験終了5分前からは退出禁止になります。

なお、試験終了まで席に残ってい人だけ、試験問題を持ち帰ることができます。


試験の難しさは?

ほぼ過去問の焼き直しです。

言い回しを変えたり、虫食いの場所が変わっていたりしますが、基本的に過去問の焼き直しです。

新しい問題や奇問と呼ばれるものは、そんなに出ないと言っても良いでしょう。

先述したように、6年ほど前に出版された過去問題集でも全く問題ないと思います。

ただし、まったく勉強せずに挑戦するのはお金の無駄です。

多少なりとも勉強をしていかないと合格することは難しいでしょう。


合格発表まで

試験前に「正答は試験終了後1週間以内にホームページに掲載します」と言っていました。

令和6年は11月15日(金)朝10時ごろに掲載されました。

私の結果は50点満点中46点でした。

マークミス等がなければ、おそらく合格しているでしょう。


合格発表は12月18日(水)です。その際に合格点と合格率なども発表されます。


振り返り「わたしは手当の為に働いてます!」

何度も書いていますが、この資格は過去問学習で充分合格できる資格です。

会社によっては資格手当の対象になっているところもありますので、下3の次、あるいは下3と同時に挑戦してみることをオススメします。←同じ試験会場で管路は午前、下3は午後に実施されます。

この2つの資格を取得すると、下水が流れる管、マンホール、ポンプ施設、処理場といった、下水処理に関わる設備の一連の役割と流れをつかむことができるようになります。

私の勤務先では、下3が10,000円/月、管路が5,000円/月の手当てが出ます。

ふたつゲットしたら一気に180,000円年収アップです。

ちなみに浄化槽管理士も10,000円/月の手当てが出ます。難易度で言えば管路や下3より上位になりますので、関連資格として挑戦してみるのも良いかもしれません。浄化槽管理士についても記事がありますので、ご覧いただければ幸いです↓

資格がモノを言う設備業界、来年狙ってみてはいかがでしょうか?


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